入居中のトラブルは、日常生活での配慮や基本的な知識で解決できるものがほとんどです。
本掲載事項を意識し、入居者を迎える際の説明にご活用ください。
以下の内容をまとめた冊子「住まいのハンドブック」を販売しておりますので、下部よりご確認ください。
賃貸住宅のルール
契約書の確認
内容を確認し、不明な点は管理者に問い合わせましょう。
賃料の支払い
家賃などの支払いを怠ったり遅延したりすると、契約違反のため退去を命じられることがあります。
共用部分について
- 廊下・ベランダは非常時の避難経路になるため、私物やゴミを置くのはやめ、清潔に保ちましょう。
- 物件敷地内でも、駐車スペースではない場所への駐車は禁止です。
- 共用部分での飲食、長時間の会話など他の住人の迷惑となる行為はご遠慮ください。
騒音など
生活音や足音、音が大きく出る家電の使用に配慮して生活しましょう。
喫煙
- ベランダ、共用廊下、敷地内での喫煙は禁止されている場合がありますので、ご注意ください。
- 室内外でマナーを守ってください。
駐車場・駐輪場の利用
- 契約していない箇所への駐車、契約していない車の駐車は禁止です。
- 駐車場・駐輪場内での設備とは無関係の利用者間トラブルには、管理業者は一切の責任を負いません。
暮らしの工夫
住まいのメンテナンス
ガス・電気・水道などの設備の修理・点検や火災警報器の設置・交換の場合、管理業者や管理業者に委託された係員が入室することがありますので、ご協力ください。
結露・カビ対策
- 物入れ内にはドラッグストアなどで買える除湿乾燥剤を使用し収納方法に工夫して風通しをよくしましょう。
- 結露予防のため、こまめに換気をしてください。
エアコンのお手入れ
こまめにフィルターなどの掃除をしましょう。
もしもの時のQ&A
まずは管理業者に連絡を
入居する物件に関することでの疑問や不安、トラブルがありましたら、どんなことでも管理業者にご連絡ください。また、設備のトラブルについては可能な範囲で応急処置をし、必ず管理業者にご連絡ください。
ガスが使えない
屋外にあるガスメーターの表示ランプが赤く点滅していればガスは停止しています。その場合は以下の手順で復旧します。
- ①すべてのガス元栓を閉め、復旧ボタンのキャップを外す。
- ②復旧ボタンを強く押し、赤ランプを点灯させる。
- ③手を離して数分間待ち、ランプの点滅が消えたら復旧。
トイレがつまった
- 水が流れない
タンク内の鎖が引っかかったり切れていたりする場合は、ビニールひもなどでつなぐ。 - 水が止まらない
排水弁が閉じていない場合は、ゴミを取り除き、排水弁の劣化や傷が原因の場合は取り替える。
鎖がよじれて排水口をふさげなくなっている場合は一旦鎖を外して少したるむ程度にかけ直す。 - それ以外で水が止まらない
ロータンク下の止水栓をドライバーで回して閉じる。
すべての場合で、応急処置をしたあとすぐに管理業者にご連絡ください。
水もれ
- キャビネット内の手元水栓を閉める。止水栓の無い水栓(洗濯カランなど)の場合は、各々の屋外水道メーターボックス内にある元栓を閉め、管理業者にご連絡ください。
電気の不具合
- 使用電力量が多いとブレーカーが落ちる(電気が使用できなくなる)場合があるため、物件のアンペア数(最大使用電力量)を調べ、複数の家電の使用時には注意しましょう。
- 停電したら、停電範囲を確認し、入居物件だけが停電している場合はブレーカー(主電源)が落ちている場合があるのでブレーカーを上げましょう。近隣一帯が停電している場合はそのまま復旧を待ち、復旧しないときは管理業者や電力会社に連絡しましょう。
防犯対策
施錠
玄関・窓は外出時はもちろん、就寝時、ゴミ捨てなどの短時間でも施錠してください。特に心配な方は、雨戸やシャッターを活用するなど、日頃から防犯意識を高く持ちましょう。
不審者を見かけたら
物件内及び付近で不審者を見かけた場合、犯罪につながる可能性がありますので管理業者に連絡してください。
防災対策
地震対策
- 揺れによる転倒を防ぐため、家具は転倒防止ポールや滑り止めマットで固定してください。
- 頭より上の高さの家具には、落ちてきてもケガをしないよう軽いものだけ置くようにしましょう
- 漏電を防ぐため、強い揺れを感じたらブレーカーを下げましょう。
- 避難する際はガス・水道の元栓を閉めましょう。
コンセントの使用
タコ足配線や、プラグの上のホコリは熱による着火で火事の原因となります。電源タップの使い方に注意しながら、定期的にプラグのお手入れをしましょう。
更新・解約・その他
入居者の連絡先
入居者連絡先や緊急連絡先などを変更した場合は、必ず管理業者までお知らせください。
更新手続き
更新時は契約書などの内容(更新条件)を確認し、手続きを行いましょう。
解約手続き
退去(引っ越し)する際は、契約書に定められた期日をご確認のうえ、早めに管理業者にご連絡ください。